Webマーケティングにおけるコンバージョンには専門用語あることは前回説明しました。

ビュースルーコンバージョンという言葉があります。

これはサイトに掲載されたアドワーズ広告をクリックしなかったユーザーが何らかの別ルートでWebサイトに訪問してコンバージョンした数の事

です。

ビュースルーコンバージョンを理解するには、アドワーズ広告の掲載ページを知っておく必要があります。

ユーザーがサイト上の広告をクリックし自社サイトに訪問してコンバージョンするケースをクリックスルーCVと言います。

またユーザーがサイト上の広告をたまたま見てクリックし自社サイトに訪問しコンバージョンした場合をビュースルーCVと言います。

クリックスルーCVの場合はユーザーは自分から検索というアクションを起こしています。その結果、広告のクリック率はメディアサイトの場合よ

り高くなります。

逆に広告の表示回数は、検索数に制約されますから、検索量の少ないキーワードに入札すれば、表示回数は少なくなります。

これに対しビュースルーCVユーザーは検索結果でなくたまたま広告を目にすることになります。ですから広告のクリック率は検索結果ページに比べ下がります。しかしながらアクセスの多いメディアであれば表示回数は多くなり広告の露出量は検索結果ページとは比べ物にならないほど、多くすることが可能です。

この表示回数の効果を計測するのがビュースルーコンバージョンです。

すなわち広告は目にしたけど、その場ではクリックしなかった。しかし同じ広告を何回も見たことで頭に残り、別ルートでサイトを訪問し、結果と

してコンバージョンが発生した。このようなケースを計測し、露出の広告効果を数値化したのが、ビュースルーコンバージョンです。

整理していえば、ビュースルーコンバージョンとは、クリックという直接効果でなく、表示回数という間接的効果によるコンバージョンを数値化し

た指標となります。